HS(Class of 2009 | 女性)

 

入学時年齢

29

出身業界

外資コンサル

社費/私費区分

私費(奨学金なし)

出身大学

慶應義塾大学 法学部

政治学科

海外経験

海外研修および

短期語学研修のみ

家族

単身

 

Why Columbia?

 

1. Academic Approach

Case Study偏重の学校を避けました。

1の情報を元に、10考えて、100のInsightを得る: 多くのCaseを知るよりも、時代の変遷やTrendに左右されない思考力を養い、キレと深みのある人間になりたいと思ったから。CBSのAlumniから「Financeの授業で、Valuationの手法を教わるだけでなく、その手法の生まれた背景を深く説明してくれて感動した」と伺い、Lectureの質の高いCBSへの出願を決意しました。

Businessに必要なのは仮設設定能力: Case Studyの利点は多々ありますが、一方で限界もあります。それは、全ての情報がGivenであるということ。しかしConsultingの仕事上、「どのように情報を処理するか」以上に、「どのように仮説を立てて、それを検証するためにどの情報を取捨選択するか」が常に問われます。CBSの授業は、Lecture、Case Study、Simulation、ProjectなどがWell-balancedなため、仮説設定能力を養うのに最適と考えました。

 

2. Academic Focus

Career Goalsを鑑み、Finance(特にCorporate Finance)、Entrepreneurship(特にSocial Entrepreneurship)、International Businessの3点に優れた学校を選択しました。

 

3. Columbia University

CBS以外に、SIPA(School of International and Public Affairs)Law SchoolTeachers Collegeなどの他学部授業を履修し、一部単位として認められます。また、ColumbiaのCampusは物理的に集中しており、他学部生とCampus内でよく遭遇するのが、他の総合大学との相違点です。他学部生との日頃の何気ない会話のやり取りが、Network拡大・維持には重要と考えました。

 

4. Location Advantage

「留学中に一度や二度は落ち込むこともある。そんな時、学業から離れて気分を切り替えられる場があった方が良い。特に単身で留学するのであれば。」
田舎の学校と都会の学校、それぞれに留学経験のある方が、こう助言してくれました。単身で田舎暮らしでは、窒息死しそうなため、都会の学校を志望しました。

 

出願者・合格者へのメッセージ

 

1. 競争が激しく、個人主義的な人が多い
ウソです。入学して、驚愕しました。学生が組織するPeer Advisor Team(先輩学生が新入生の面倒を見てくれる)、Cluster Representatives(いわゆる学級委員)の自発的な活動、Learning Teamの協調性の高さ、Follies(学内のお祭り)で発揮されるHumor Sense、例を列挙すればきりがありません。
事実、都会の学校のため、年中同じ人と同じ時を過ごすことはありません。が、他者と共有する時間の質の高さには、目を見張るものがあります。

 

2. 典型的なUSのB-schoolである
ウソです。とりわけJ-term(1月入学の16ヶ月Program)は、EuroとUSのB-schoolの良さを併せ持っています。J-term Class of 2009のInternational Ratioは63%、1学年180名程度と小規模、Admissions ProcessはRolling制で入学1ヶ月前に合格を貰った同級生がいる等、Euro B-schoolと共通する特徴が挙げられます。また、Fall-term(9月入学の2年Program)は1学年520名程度いるため、1学年の合計学生数が多い。すなわち、選択授業の数が多く選択の余地が広がる、課外活動等を通じてNetworkを広げる基盤がある、といったUS B-schoolの利点も享受できます。

 

3. Admissions Officeは出願者のGMAT/TOEFLを極度に重視する
ウソです。他のTop Schoolと変わりありません。私はGMAT670点、TOEFL(CBT)267点で合格しています。特にEssayに自信のある方は、多少Scoreに難があっても臆せず出願されることを推奨します。

 

4. Financeオタクが多い
ウソです。Finance業界に転職を希望する学生は多くいますが、いわゆるオタク的な学生は、今のところ目にしていません。
ただし、CBSは他校と比較して、ユダヤ人が多いのが特徴と言えるでしょう。NYが世界第2位のユダヤ人Communityを有しており、ユダヤ人がFinance業界で強みを発揮しているのは事実です。

 

5. 生活費が高い
一部ウソです。多くのInternational Student同様、私も大学寮に入居しています。Dorm式(5人でShare)の場合、月額家賃(ガス・電気・水道代込の8畳)は800ドル強です。学校から徒歩5分のため、昼食の時間帯は自宅に帰って、必ず30分昼寝しているため、無駄にコーヒーを飲むことも、マッサージルームで高い料金を払って仮眠をとる必要もありません。食費は自炊が中心のため、月額300ドル程度で済んでいます。
一方、学校近くで個人で部屋を借りると、Studio(いわゆるワンルーム)でも月額2000ドルを越えます。また、外食は日本の倍程度かかりますので、交際費は大目に見積っておくと良いでしょう。

 

6. I Love NYと連呼したくなる
ホントです。日本食が手軽に食べれる気楽さ、変に疎外感を感じることのない国際都市の居心地の良さ、各種Entertainmentの充実度、圧倒的多数の講演会・Mentorの多さ、何をとってもNYは魅力的な街です。
手に入れようと思えば、いくつもChanceは転がっています。あとは皆さんがそれを見出し、活かし、結果を出せるかにかかっています。好奇心、創造力、行動力、実現力、自律心の高い方、お待ちしています。

 

参考URL

 

ブログ http://kicosj.blog118.fc2.com/
受験体験記 http://mba-dojo.com/cms/2008021109355521.html